先週は何と一週間の内、三回も郷里の山梨に通った。一度はラジオの出演でもう一回は講演会、そして昨日は父母を親戚の家にのせて行く役目を仰せつかった。田舎の父は当年とって97才であり母は96才、二人そろって今だ元気で居てくれることにとても感謝している。 父の生まれたのは明治43年(1910年)のこと。其の頃の世界人口が十数億人、それに対して今の世界人口が65億人であり、一人の生涯(一世代)のうちに地球上の人口が6培になった。喜ばしい話なのだが、反面、地球が45億年かけて蓄積した地下資源エネルギーを人間はこの100年あまりで使い果たし、とうとう人間の子どもは自分の母親の首を取り持ち歩くようになってしまった。 昨日、あまりのいい天気だから「田舎では今もワラビ取りをするのか?」と訪ねると、山にはもうワラビなど一つも見れなくなり、夏のバッタやギッチョンも姿がなく、松の木も生えなくなってしまったーーーと父は言った。 人間の変りようも著しいが、自然の生態系の方もここにきて大分変わってしまったようだ。
(2007.05.20)
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