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トップページ > 地球元気村通信 Vol.83

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富士山

学びの山

小池 僕がガイドをした中学校の校長先生から、面白い話をきいたことがあるんですよ。学校行事で富士登山をやると、いじめがなくなるんですって。山へ行くと日常とは全く違う境遇になります。富士登山は、基礎体力だけでなく、意外に頭も使います。むやみやたらに登ったら高山病になるから、ちゃんと自分で体力計算して考えながら登らないと続かない。だから学校登山では、そういうことができる子がまわりの子の面倒を見たりするようになるんです。
そして一般には、普段いじめてる子の方が体力はないし、楽しかしていない。一方で、いじめられてる子の方が体力はあるし、普段からつらい思いをしているから、それに比べれば山に登るなんて楽勝です。そんな状況なので、普段いじめてるだけの子は、あいつ、実は大したことないなって周囲にバレるんですね。で、最後には普段いじめられてる方の子に助けられちゃったり。富士登山では、そういうことが何もしなくても自然に起こって、その結果、いじめなんかできなくなる。わずか一日で生徒がこんなにも変わる行事はないって先生達が言うんですよ。それは子ども達が帰って来た時点で、こっちが見ていてもわかります。すごく積極性が出てくるし、人に注意するようになる。あと、人を助けるようになる。子ども達にしても、そういうことをしてもいいんだって思うようになるんでしょうね。今までは遠慮してたけど、ここでこの人ほっといたら危ないよ、とか。

― 何を遠慮していたんでしょうか?

小池 今までは、まわりの人目もあるし、ほっといても誰かが助けてくれたから、自分がやらなくてもよかった。それが、山に来たら何も頼るものがない。自分しか頼るものがないっていう時に、そこに責任感みたいなものが芽生えるのかもしれませんね。すると、まわりの子への思いやりも積極的になる。特に、中学生あたりは一番純粋だから、変化も目に見えて大きいですよ。

試される山

小池 富士山って、登る山としては極めて特殊なんです。準備していれば、こんなに簡単な山はない。でも、準備していないと、こんなに危ない山はない、ってよく言います。
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