地球元気村

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自然は使って守るもの

【自然はなくても生きられる?】

― 人間は、その持っている技術力でたくさんのフェイクをつくってしまいました。緑でも、花の香でも、フェイクで実際に潤いや癒しも得て、結構満足してしまっています。するともう、リアルな自然はなくてもいいんじゃないか、ということにはならないのでしょうか。

松田少なくとも今の人間の技術力で、生命、つまり「生きもの」を造り出すことができていない状況をみると、そうはならいと思います。食べるものは全て生きもであるということを考えると。
栄養素の補給だけなら、点滴でも人間の生命維持は出来ます。しかし、それならば顎は必要ありません。顎がなくなってしまえば、それはもう人間ではなくなりますよね。人間は、生きものを顎で噛んで食べて、栄養素をとりこまなければならないんです。
よく言うんです。「衣」「食」「住」「燃料」「薬」、これらが生態系サービスの中の供給サービスです。この中の、だいたいのものは人工物に置き換え可能になってきていますが、「食」だけはまだなんですよ。狩猟採取によって野生のものをとることから農耕牧畜に置き換わってはいても、やっぱり食べ物は生きものなんです。
人間がいるかぎり、生きものは必要です。つまり、今のところは、人間にとって自然の恵は絶対に必要。これについては、私は少しも疑いを持っていません。
やっぱり、人間は自然なくしては絶対に生きられないんですよね。

生命溢れるブナの森。人間は大自然の恵をいただいて生きている
上:自然と共に生きていくということは、野生とどうつきあっていくかということ
右:自然を利活用する。全ての食べ物は生きものでもある
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